川村 祥子 (かわむら さちこ)
ピアニスト
音楽を愛する母の影響のもと、4歳からピアノを始める。
北鎌倉女子学園高等学校音楽科(日比谷友妃子氏に師事)を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科(多 美智子教授に師事)を卒業。故ゴールドベルク山根美代子氏の公開講座に連続出演。その後、ロシアへ渡り、チャイコフスキー記念モスクワ音楽院(大学院・研究科)へ留学。ネイガウス派を受け継ぐエレーナ・リヒテル教授のもと伸び伸びと音楽に没頭する。ロシア留学では色々な美術館等にて演奏経験を積み、様々な芸術にも触れる。
また、幼き頃より海外からの著名なピアニストや教授から多くの世界を感じる機会に恵まれる。世界的ピアニスト、故アレクシス・ワイセンベルク氏(スイスにて)、アドルフォ・バラビーノ氏(イギリスにて)等、様々な講習会、及びコンサートに出演。クラシック・ムジカ国際コンクール・フェスティバル(ロシア・ルーザ)にて最高位、及び『バッハ=ブゾーニ賞』受賞(2010)、同コンクールにて第1位受賞(2011)。
これまでソロ・リサイタルを国内外にて、日本の重要文化財(横浜市大倉山記念館、横浜市イギリス館、上野旧奏楽堂)や、芦ノ湖音楽祭、横浜ゲーテ座、江ノ島、琵琶湖ガリバーホール、鎌倉芸術館、新潟・燕三条、鬼ヶ島、松代(まつだい)の建築家カール・ベンクス氏のモダンな古民家、大分(木工・漆へたへた工房)、ミャスコフスキーホール(ロシア)、ハンマーウッド・パーク(イギリス)等で行っている。『2016年秋 イタリア&日本、国交150周年記念イベント』の一環として行われたエドアルド・キヨッソーネ東洋美術館(イタリア・ジェノヴァ)の『日本絵画作品集』展、『音楽と海』国際音楽祭(イタリア・ソリ)、「宇宙フェスティバル」(イタリア・ブザッラ)などにてソロ・リサイタルを行い、絶賛を得る。
また、シンガポール国際クラシックピアノコンクール審査員として招待され演奏、マスタークラスを行うなど、後進へのピアニスト・アドバイザーとして音楽芸術活動も始めている。
2013年よりCD録音を開始し、イギリスのクラウディオ・レコード社よりバッハ、バッハ=ブゾーニ、リスト作品を収録したデビューアルバム”Kawamura Plays Goldberg” を2014年リリース。イギリス音楽雑誌 Musical Opinion誌にて、五つ星のCD評が掲載される。2018年、ショパンのエチュード作品10&25(全24曲)とラフマニノフ作品を収録した、セカンド・アルバムCD “KAWAMURA plays Chopin Etudes” 好評発売中。
現在、2020年「ベートーヴェン生誕250年」、2021年「モーツァルト没後230年」を機にベートーヴェンとモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲録音プロジェクトを始動。新たに、2021年4月より「オンライン・ピアノ・マスタークラス with SACHIKO KAWAMURA」開催予定。
クラシック音楽と自然の音による、”ひとの心と自然と音楽の調和”を目指し世界で芸術活動を続けている。